eventイベント情報

O.De.Ka.Ke produced by hii

イベント概要

モデルがプロデュースする、ファッションショー。

ファッションショーとはそもそも何のために行われるのか?それに対して、様々な答えがあると思う。顧客満足のため、効果的な販売のため、プレス向け、デザイナーの主義主張を集約し人に伝えるため、、、etc
原則的にはモデルがそのブランドの新作衣装を着用し伝える。それはプロデュースされた生きたマネキンで、それぞれのデザイナーの思いを乗せ、ランウェイを歩く。

これに対して、新たな試みとしての第一歩が今回の[O.De.Ka.Ke produced by hii]には集約されていた。

多くのデザイナーに愛され、様々な世界を作り上げてきたモデル側がプロデュースするオムニバスのショー。参加ブランドは6つ。前半と後半でヘアメイクのイメージを変え、小物ブランドから集めた物でスタイリングをしていく。
これも、プロデューサーでもあり、モデルのhiiの手によって作らていく。まるで野球の古田のように、選手であり監督である彼女はヘアメイクにもキチンと指示を出し、現場の空間を作り上げていく。

hii自身はヘアモデルからスタートし、現在は東京コレクションのモデルも務め、日本人離れした177センチの長身と恵まれた手足の長さでデザイナーたちから重宝されいている。スチルモデルもこなすが、何よりもランウェイでのパフォーマンスは素晴らしい。キャリアスタートは28歳からと遅咲きではあるが、そのせいかプロトタイプのモデルとはどこか違い、常にフレッシュだ。

本人は気さくで、職種の垣根を超えて友人も多く彼女が作り出していく空間に協力者が多く集う。現在、元気がないと言われているファション業界だが、モデルがプロデュースするショーという形は今後、モデルの新たな価値を形成していくかもしれない。セレクショップを手がけたモデルは過去に多くいるが、ショーを作り出したケースは稀である。

代々木公園の特設ランウェイで披露された今回は圧巻の42ルックと非常に見応えのあるショーであった。
何より、駆け出しのデザイナーにはこんなにありがたいことはなく、まず、服さえ完成すればショーになる。そして、自身が作るショーとはまた違った形で作られる空間を完全に俯瞰して自身のクリエーションを見つめることもできる。

これから先も彼女の作り出すプロジェクトに期待が募る。

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